こんにちは。ことばの発達アドバイザーのまゆみです。
昨日は七夕でしたね。
毎年お天気が良くないので、織姫と彦星はもう何年会えていないのかしら??そんな話を子どもたちにしました。昨日の読み聞かせには「織姫と彦星」や「七夕」のお話を何冊か読みました。2歳さんには少し難しい内容だったかもしれません。
私たちは、読み聞かせや紙芝居の後に必ず、子どもたちに2~3個の質問をします。
クイズ形式で、正解を答えてもらったり、3択を出して選んでもらったり、スリーヒントゲームにしたりします。
先生 「あまのがわって、どこにあった?」
子ども 「おそら!」
先生 「ピンポーン!正解。次のクイズ、天の川で会うのは誰と誰?」
子ども 「・・・・・」
先生 「ヒント!おがつく姫」
子ども 「おりひめ!!」 別の子が、「わかった!ひこぼしだ!!」
こんな感じです。
読み聞かせや紙芝居の後に必ず質問をしていると、子どもたちは「何か後で聞かれるかもしれない」と考えて、集中して話を聞くことができます。この「耳を傾けて聞くこと」が生きていく上で必要な「聴く力」の一つです。他にも質問の効果はあります。聞いたことを頭の中で整理する、何を聞かれているのか考えて質問に答える、疑問に思ったことを整理して質問する、そんなこともできるようになります。
内容が難しくても、真剣にジーっと聞くことができるのは、すごいことです。これは何歳になったからできる、ということではなく、習慣で誰でもできるようになります。しかし、そんなチャンスが無ければ座っていることも、耳を傾けて話を聞くことも、本の読み聞かせが楽しいことも、知ることができないのです。
1歳くらいから記憶の回路は急激に発達してきますから、覚える事(インプット)はもちろん大切ですが、引き出すこと(アウトプット)が大きなポイントです。ご家庭でもぜひ、アウトプットを意識して接してみてください。きっとお子さんの語彙力も変わってきます。
この時期は、短期の記憶がまだまだ優位ではありますが、少しずつ数時間前の記憶→前日の記憶→数日前の記憶など、領域は成長と共に広がっていきますから、後の学習の土台を築く意味でも大切ですよ。
日々の接し方の中でお子さまは変わりますから、お母さま・お父さまの接し方次第で能力の開花が変わってきます。子どもの成長は早いです。悩んでいる時間はもったいないですから、何か悩まれることがございましたら、ご相談ください。
それではまた、ごきげんよう!